ハイブリッドカーはパワーステアリングを、従来の油圧式から電動式に変えることで燃費を良くしています!
パワーステアリングってご存知でしょうか?
ステアリングとは「ハンドル」のことで、誰もが知っているあの丸い輪っかの操作部です。
走行中に右や左へ曲がる際にはこのハンドルを左右に切ることで、前輪のタイヤの方向が曲がりたい方向へ向き車が曲がるわけです。
私たち若い世代はハンドルが軽く切れることに何の疑問も感じませんが、実はハンドルにはパワーステアリングといって、ハンドルを切る力をサポートしてくれるしくみがあるから、私たちはそれほど力を入れずにハンドルを切ることができます。
このパワーステアリングのしくみですが、ハンドルの根元に油圧ポンプがついており、エンジンの力で油圧ポンプを動かすことで、ハンドルの動きをサポートしています。
しかしこの油圧ポンプには欠点があり、エンジンが動いている間はドライバーのハンドル操作に瞬時に反応できるよう、常に油圧ポンプが稼働している状態なのです。
そのため、常にエンジンの力を油圧ポンプを動かすために使う必要があるため、結果的にエンジンの力の無駄となり、燃費が悪化してしまうのです。
そこで登場したのが電動パワーステアリングです!
これは油圧ポンプではなくモーターの力でハンドルの力をサポートするしくみとなっており、エンジンの力は全く使いません!電気の力で動きます。
そのため油圧式に比べると約3%もの燃費向上が実現できるのです!3%と聞くと大したことないように思ってしまいますが、これは車体重量を30~50kgほど軽量化したのと同等の効果だといわれています。こう考えるとすごいことですよね。
ちなみに、電動パワーステアリングは略してEPS:electric power steeringと呼ばれることもあります。
電動パワーステアリングは燃費が良くなりますから、プリウス・インサイトなどのハイブリッドカーをはじめ、コンパクトカーやトラックなどにも普及しています。
しかし電動パワーステアリングにも欠点があり、それは操舵感覚の自然さにおいては油圧式に少し劣るといわれています。
ドライバーは走行中は目で見える情報だけではなく、ハンドルの手応えも同時に感じながら走行しています。
ただ単にハンドルが軽ければいいということではなく、ドライバーは適度なハンドルの重さを感知して、まっすぐ走っていることやどれくらい曲がっているのかを感じているのです。
油圧式はオイルの圧力を利用してハンドルの力をサポートするため、圧力が上がるにつれて重くなりますので、ドライバーも感覚をつかみやすいのです。
電動式の場合はモーターの力の増減においてハンドルの重さは変化しますので、ドライバーが自然な操舵感覚を感じるためには、綿密なコンピュータ制御が必要になります。
初期の頃の電動パワーステアリングは、操舵感覚に少し癖があり慣れるまで時間がかかりましたが、現在は油圧式の自然な操舵感覚にかなり近づいており、気にする必要がないレベルにまで達しています!
そのため将来的には、ほとんどの車種のパワーステアリングが、油圧式から電動式に代わることが予想されています。
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