ハイブリッドカーが売れるためには、低燃費・低価格・快適に乗れるという3つの条件をクリアする必要があります。
ハイブリッドカーは1997年に世界で初めてトヨタのプリウスが量販されてから、ハイブリッドカーだけで500万台以上が販売されており、今後はますます販売台数が増えることが予想されています。
プリウスをはじめ、ハイブリッドカーが売れるためには以下の3つの条件をクリアする必要があります。
以上が、ハイブリッドカーが売れるための3つの条件です。
それぞれの項目がなぜ売れるための条件になるのかは、逆を考えてみればわかりやすいです。
1.低燃費でないハイブリッドカーはいりませんよね(笑)
2.燃費が良くても価格が高すぎては、燃料代が安くてもあまりお得感はありません。
3.低燃費で価格が安くても、乗り心地が悪くパワーがないような車はだれも買いません。
これら3つの条件はわかりやすい条件ですが、ハイブリッドカーはこれらの条件をクリアすることが非常に困難でした。そこで各自動車メーカーはあらゆる手段を用いて、それぞれの条件をクリアしていったのです!
ハイブリッドカーは、エンジンの他に電気で動くモーターを搭載することによって、電気の力を借りてガソリンを節約し、低燃費を実現しています。
モーターはその特性上、動力としての効率が非常に良く、エンジンが約30%程度の効率なのに対して、モーターは約90%の効率です。エンジンのおよそ3倍も効率が良いのです!
そのためできるだけモーターを使用しながら走行することで、燃費の良い運転とパワーを両立させているのです。
売れるハイブリッドカーを造る際に、1番の課題となったのが"価格"です。
ハイブリッドカーは普通のガソリン車に追加して、モーター・発電機・駆動用の大型バッテリーなどのパーツを搭載する必要があります。これらのパーツはそれぞれ単品で、数万円~数十万円する高価なパーツです。
そのためどうしてもコストがかかってしまい、価格を高くせざる負えないのです。しかし、いくら燃費が良くても車体価格が高ければハイブリッドカーは売れません。
例えばトヨタ自動車では、プリウスを開発する際に、エンジンやモーターといった主要パーツだけでなく、ねじ1本から小型軽量化できないか徹底的に見直しました。
小型軽量化できれば部品のサイズが小さくなるので価格は安くなりますし、車体重量を軽量化すれば燃費もよくなりますので一石二鳥です。
各自動車メーカーの努力により、初期の頃のハイブリッドカーは、同じ排気量のガソリン車と価格を比べると、ハイブリッドカーの方が100万円程度高かったのですが、現在ではその差は数十万円程度まで縮まってきています。
車体価格が安くなれば燃料費の安さも手伝って、消費者がお得感を感じやすいのです。
モーターはエンジンと違い電気によりスムーズに動きます。そのため音が非常に静かで、「キーン」という動作音がほんのわずかにする程度です。
対してエンジンは、内部でガソリンを何万回も爆発させますので、振動や音が大きくなります。音はマフラーによってある程度消音できますが、モーターに比べると格段にうるさいです。
そのため、モーターの静寂性という特性を生かして、走行中も静かでスムーズな乗り心地が実現できるのです。
またハイブリッドカーの乗り心地をよくするための課題が、ハイブリッドカー特有の「回生ブレーキ」です。
ハイブリッドカーは、減速時に発電機を回し発電しながら、発電機が回るときの抵抗を利用して減速する回生ブレーキが採用されていますが、普通の車にもあるフットブレーキと併用する際、どうしてもギクシャクすることがありました。
しかしこれは初期の頃のハイブリッドカーの話で、現在のハイブリッドカーでは、回生ブレーキとフットブレーキのつなぎ目がほとんどわからないぐらいスムーズに減速できるようになりました。
今、車を買う人のほとんどがハイブリッドカーを購入します。そのため中古車市場にも大量のハイブリッドカーが出回り、状態が良いのに全体の価格が下がるというお得な状況が続いています。
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