ハイブリッドカーのバッテリーの寿命と、そのしくみについて解説しております!
ハイブリッドカーには普通のガソリン車にも積まれている12Vバッテリーの他に、駆動用バッテリーという大容量のバッテリーが別に搭載されています。
ハイブリッドカーを検討する際に勘の鋭い方は、「バッテリーはいつまでもつの?」ということに気づきます。
実はハイブリッドカーのバッテリーにも寿命があります。
よく「バッテリーが上がった!」という言い方をすることがありますが、これは12Vバッテリーが上がったということです。
電気を放電し過ぎたということも考えられますが、バッテリー自体の寿命で十分に電気が充電できなくなってしまったということも考えられます。
ハイブリッドカーに搭載されている駆動用バッテリーは、自動的に充電するように制御されているため、完全に電気がなくなることはないのですが、充電と放電を繰り返すことにより内部が劣化し、寿命がくることは可能性としてはあるのです。
バッテリーというのは電気を蓄えたり放電したりしますが、これはバッテリー内部の化学反応によるものです。
ハイブリッドカーのバッテリーには、「ニッケル水素電池」と「リチウムイオン電池」の2種類があります。
ニッケル水素電池は、正極に水酸化ニッケル、負極に水素吸蔵合金、電解液に濃水酸化カリウム水溶液を用い、これらが化学反応することで、充電と放電をします。充電式の電池によく用いられています。
リチウムイオン電池は、正極にリチウム金属酸化物、負極にグラファイトなどの炭素材、電解液に有機電解液を用い、これらが化学反応することで、充電と放電をします。携帯などの小型電子機器によく用いられています。
それぞれ化学反応していますが、何度も充電と放電を繰り返すと、正極と負極に使われている物質が少しずつ劣化していき、充電できる電気量と放電できる電気量が減少するので、寿命がくるのです。
「では実際にハイブリッドカーのバッテリーがどのくらい持つの?」ですが、現在新車で販売されているハイブリッドカーにおいては、その車の耐久性が持つ限りバッテリーも持つといわれています。
つまり、バッテリーに寿命はあるが、その車が走る限りはバッテリーを交換する必要はない!ということです。
ハイブリッドカーに使用されているバッテリーの保証期間は、トヨタやホンダでは新車を登録した日から5年間、走行距離が100,000kmまでとなっています。しかし実際は15万km~20万kmは余裕でもつように造られています。
バッテリーの寿命について気にされる方は、1997年に販売された初代プリウスのことが気になっているのだと思います。インターネットで検索してみると、この手の話がたくさんでてきます(^^;)
初代プリウスでは、5年毎にバッテリーの交換が必要でした。この時期はまだ性能・技術が発展途上だったからです。メーカー側が永久無償交換をしております。
しかし2代目(NHW20型)と現行型(ZVW30型)においては、最大でもバッテリー容量の20~30%程度しか使わないように設定されているため、電池が劣化したとしても、交換まで必要になるケースはほとんど0に近いのです。
これはプリウスだけでなく、ホンダや日産など他の自動車メーカーのハイブリッドカーにも同様にあてはまります。
まとめますと、ハイブリッドカーのバッテリーの寿命を心配する必要はない!ということです(^^)
今、車を買う人のほとんどがハイブリッドカーを購入します。そのため中古車市場にも大量のハイブリッドカーが出回り、状態が良いのに全体の価格が下がるというお得な状況が続いています。
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