ハイブリッドカーは回生ブレーキを多用しガソリンの消費を抑えますが、実際の走行状況に応じて、従来のフットブレーキも使用します。
ハイブリッドカーには"回生ブレーキ"というしくみがあります。
詳しくは「ハイブリッドカーの回生ブレーキのしくみ」にて解説しておりますが、回生ブレーキとは、ドライバーがアクセルを離した直後にタイヤの動力を利用して発電機を回し、発電する際の抵抗を使って発電と減速の両方を行うという優れたしくみです。
簡単にいうと、自転車の前輪についているライトと同じと思っていただくとイメージしやすいと思います。ライトをつけるとライトが発光しますがペダルは重くなりますよね。回生ブレーキもこれと原理は同じです。
ハイブリッドカーは回生ブレーキだけではなく、普通のガソリン車にもあるフットブレーキも取り付けられています。
フットブレーキはブレーキペダルを踏むことで内部のオイル(ブレーキフルード)の油圧を高め、タイヤに取り付けられたディスクをブレーキパッドが挟み込むことにより、タイヤの動きを止めます。
普通のガソリン車にはこのフットブレーキだけしか取り付けられていませんから、減速や停止はすべてこのフットブレーキだけで行います。
対してハイブリッドカーでは、より多くの電気をバッテリーに充電するために回生ブレーキを多用しますので、フットブレーキは積極的には使いません!
しかしフットブレーキにも利点があり、"急制動ができる!"という利点があります。これは回生ブレーキにはない利点です。
回生ブレーキはエンジンブレーキのようにじわじわ減速させることには向いているのですが、タイヤがロックするほどの急ブレーキはできません!
しかしフットブレーキであれば、ブレーキペダルを思いっきり踏めばタイヤをロックさせるほどの急制動も可能です!(実際はABSがついている車種がほとんどですので、ロックはしませんが...。)
ですのでハイブリッドカーには、回生ブレーキの他にフットブレーキも取り付けられているのです。
ちなみに勘のいい方はお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、ハイブリッドカーでは減速に回生ブレーキを多用しますので、ブレーキパッドのの減りが非常に遅いという特徴があります。
ブレーキパッドの減りが遅いのでブレーキパッドを交換する磨耗限界(残り1~2mm程度)がくるのも遅くなりますので、結果的にメンテナンス費用が抑えられるといううれしいメリットもあります(^^)
ブレーキパッド交換費用は4輪分全部交換したとして、工賃込で30,000円~50,000円程度かかりますので、けっこう大きな出費です。
今、車を買う人のほとんどがハイブリッドカーを購入します。そのため中古車市場にも大量のハイブリッドカーが出回り、状態が良いのに全体の価格が下がるというお得な状況が続いています。
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