ハイブリッドカーに搭載されている駆動用バッテリーには「ニッケル水素充電池」と「リチウムイオン充電池」の2種類があり、それぞれ特徴が違います。
ハイブリッドカーには通常の12v鉛バッテリーの他に、動力として使う電気を蓄えておく駆動用バッテリーが搭載されています。
現在使用されている駆動用バッテリーには2種類あり、「ニッケル水素充電池」と「リチウムイオン充電池」が使われています。主流なのはニッケル水素充電池です。
現在どちらの充電池も長寿命化・大容量化・小型化・軽量化・低価格化という進化を遂げており、日進月歩に開発が進んでいます。
1997年に初代プリウスが初めて市販された際も、駆動用バッテリーの長寿命化・大容量化・小型化・軽量化・低価格化が可能になったので、市販することができました。
ニッケル水素充電池とリチウムイオン充電池ですが、それぞれ特徴が違います。以下の表をご覧ください。
ニッケル水素充電池 | リチウムイオン充電池 | |
---|---|---|
主に使われている製品 | パソコンのバッテリー・充電式乾電池など | 携帯電話・電気自転車など |
価格 | 安い | 高い |
コスト | 安い | 高い |
構造 | 単純 | 複雑 |
大きさ | 大きい | 小さい |
電気容量 | 少ない | 多い |
メモリー効果 | ある | ない |
現在主流となっているニッケル水素充電池は、リチウムイオン充電池よりも性能的には劣るのですが、構造が単純で価格が安いので市販化しやすいのです。
またメモリー効果についてですが、これは何度も充電を繰り返すと次第に充電できる量が少なくなっていく現象のことをいいます。ノートパソコンのバッテリーでも同じような現象が起きます。
ニッケル水素充電池にはメモリー効果がありますので、ハイブリッドカーでは充電量の低下を防ぐために、全バッテリー容量の30%~40%しか使用しないなど、メモリー効果を起こしにくい対策をしているのです。しかしそれでも少しずつ充電量は低下していきます。
対してリチウムイオン充電池ではメモリー効果がありませんので、本来ハイブリッドカーの駆動用バッテリーとしては、リチウムイオン充電池の方が適しているのです!
しかしリチウムイオン充電池は高価なため、現在市販されているハイブリッドカーにはあまり搭載されていません。
今後リチウムイオン充電池の低コスト化・低価格化が進んでいくと、ハイブリッドカーにも普及していくと思います。そうすると、さらに航続距離が増えますのでさらなる低燃費化も進んでくるはずです。
今、車を買う人のほとんどがハイブリッドカーを購入します。そのため中古車市場にも大量のハイブリッドカーが出回り、状態が良いのに全体の価格が下がるというお得な状況が続いています。
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